平成19年度のブロック内研修

Ⅰ 平成19年度東部ブロック医療施設 看護師長研修会

【1. 研修会テーマ】

看護師のキャリア形成とナラティブス

【2. 実施日】

第1回平成19年10月2日
第2回平成19年12月19日

【3. 場所】

日赤東京都支部4階会議室

【4. 研修内容】

  1. 目的

    「べナー看護論「から看護師としてのキャリア開発、看護実践能力向上のためキャリア開発ラダーの考え方を理解し、スタッフのキャリア開発を支援する。

  2. 目標
    1. 「べナー看護論」から看護師としてのキャリア開発、キャリア開発ラダーの基本となる考え方を理解する。
    2. ナラティブとは何かを知り、看護職の臨床実践能力を評価するためのレポートをどのように書くか理解する。
    3. ナラティブ形式のレポートをどのように評価することが、師長として看護職の臨床実践能力を公平に評価し、その向上に繋げられるかを理解する。

【5. 講師】

東京女子医科大学看護学部大学院看護学研究科教授
佐藤 紀子先生

【6. 研修日程】

10:00~11:30 講義「看護師のキャリア形成とナラティブ」
12:30~16:00 グループワーク 各自持参したナラティブレポートを読みあう
16:30~ まとめ

【7. 事前課題】

A4一枚に以下のテーマで事例を記入
「最近あなたの行った看護で印象に残っている場面を取り上げ、その状況をなるべく詳しく記述してください。」

【8. 参加者数】

第1回37名
第2回40名

【9. まとめ】

  1. 研修の目標の達成度について(一部抜粋) 参加者の90%が理解したと答えている。日頃自らが評価を受けたりする立場にない師長が体験することによって、ポジティブフードバックの重要性や事例を語り合うことの意味を実感できた。佐藤先生の講義内容に説得力があり出席者の理解を深めた。
  2. 各施設におけるキャリア開発ラダー 導入に向けて(一部抜粋) 今回の研修内容では臨床実践能力の向上の意義とその方法として各段階における体験の広がりが重要であることが出席者の印象に強かった。キャリア開発ラダーについて、ともすると導入することが主眼となってしまいその本質にあるものを見過ごしかねない。個々の看護実践を共有することの意味や、ポジティブフードバックの重要性を中間管理者が自ら体験し理解することは今後も継続する必要がある。

Ⅱ 平成19年度東部ブロック医療施設 看護係長研修会

【1. 研修会テーマ】

看護師のキャリア形成とナラティブス

【2. 実施日】

平成19年10月13日~14日

【3. 場所】

日赤東京都支部2階大会議室

【4. 研修内容】

  1. 目的

    「べナー看護論「から看護師としてのキャリア開発、看護実践能力向上のためキャリア開発ラダーの考え方を理解し、スタッフのキャリア開発を支援する。

  2. 目標
    1. 「べナー看護論」から看護師としてのキャリア開発、キャリア開発ラダーの基本となる考え方を理解する。
    2. ナラティブとは何かを知り、看護職の臨床実践能力を評価するためのレポートをどのように書くか理解する。
    3. 係長としてナラティブ形式のレポートから、看護師の臨床実践能力の評価方法を理解する。

【5. 講師】

東京女子医科大学看護学部大学院看護学研究科教授
佐藤 紀子先生

【6. 研修日程】

10月13日(土) 10月14日(日)
9:00~ 受付 9:00~9:30 グループワークまとめ
10:00~ アイスブレーキング 9::30~11:00 グループワーク発表
10:20~10:30 オリエンテーション 11:15~12:30 講義
10:30~12:30 講義

  • マネジメントとは
  • 係長の役割
  • なぜ、いまナラティブなのか
13:30~14:30 グループワークⅡ

  • スタッフのキャリア開発を支援するために、今後どうするか
13:30~17:00 グループワークⅠ

  • 自分のナラティブを伝える
  • 他者のナラティブを聞く
  • 感じたこと・考えたことを肯定的に伝える
14:30~15:00 発表・まとめ
15:10~ アンケート記入

【7. 事前課題】 以下のテーマで事例を記入

最近あなたの行った看護で印象に残っている場面を取り上げ、その状況を書いてください。次にその場面であなたが考えたり決断したりしたこと、行ったことをなるべく詳しくかいてください。

【8. 参加者数】

41名

【9. まとめ】(一部抜粋)

「十分理解できた」「まあまあ理解できた」を合わせて98%であり、研修の目標は達成できた。「ノビス」から「ベテラン」までそれぞれの発達段階について知り、そのような支援を行えばよいか知ることができた。またナラティブ書くことが大切であり 語り合うことで 自分の看護観管が明確になり互いを認め合うことで前進していけることが分かった。

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